2014年1月 山口県 高齢者虐待の動向/2012年度分
2014/01/17 Fri. 07:49 [edit]
2014.1.17
高齢者虐待高止まり 12年度158件 山口県
2012年度の高齢者に対する山口県内の虐待件数は158件で、ピークの10年度からほとんど減っていないことがわかった。
今回、虐待の深刻度も初めて調べ、命に関わる重大な危険事案が9・2%あることも判明。県は「市町と連携して高齢者への虐待の未然防止に努めたい」としている。
調査は、高齢者虐待防止・養護者支援法に基づき、厚生労働省が06年度から毎年実施。県内分は、県長寿社会課が県内19市町の集計結果を基に発表している。
それによると、県内で12年度に虐待を受けた人は162人で、うち約8割の129人が女性だった。年齢別では、80歳以上が最も多く56・2%。70歳代は30・2%、65~69歳は12・9%で、高齢になるほど、虐待を受けていた。
虐待の種類(一部重複)は、たたいたり、蹴ったりする身体的虐待が61・3%、暴言などを浴びせる心理的虐待が42・9%、生活費を与えないなどの経済的虐待が32・5%。虐待した人は、息子(44・5%)、夫(19・8%)、娘(13・2%)の順で多かった。
虐待件数は、10年度の168件をピークに減少しているものの、過去5年の件数は150~160台で推移。県長寿社会課は、弁護士や社会福祉士を各市町に派遣して虐待防止について職員に助言を行ったり、福祉施設で働く職員を対象にした研修会を開いたりしているが、虐待件数が大きく減少するなどの効果は出ていない。
同課は「虐待件数については市町が判断すること。県としては、今後も高齢者が尊厳を保ち安心して暮らせるよう、啓発活動などを進めることで、虐待の防止や早期発見に努めたい」としている。
高齢者虐待高止まり 12年度158件 山口県
2012年度の高齢者に対する山口県内の虐待件数は158件で、ピークの10年度からほとんど減っていないことがわかった。
今回、虐待の深刻度も初めて調べ、命に関わる重大な危険事案が9・2%あることも判明。県は「市町と連携して高齢者への虐待の未然防止に努めたい」としている。
調査は、高齢者虐待防止・養護者支援法に基づき、厚生労働省が06年度から毎年実施。県内分は、県長寿社会課が県内19市町の集計結果を基に発表している。
それによると、県内で12年度に虐待を受けた人は162人で、うち約8割の129人が女性だった。年齢別では、80歳以上が最も多く56・2%。70歳代は30・2%、65~69歳は12・9%で、高齢になるほど、虐待を受けていた。
虐待の種類(一部重複)は、たたいたり、蹴ったりする身体的虐待が61・3%、暴言などを浴びせる心理的虐待が42・9%、生活費を与えないなどの経済的虐待が32・5%。虐待した人は、息子(44・5%)、夫(19・8%)、娘(13・2%)の順で多かった。
虐待件数は、10年度の168件をピークに減少しているものの、過去5年の件数は150~160台で推移。県長寿社会課は、弁護士や社会福祉士を各市町に派遣して虐待防止について職員に助言を行ったり、福祉施設で働く職員を対象にした研修会を開いたりしているが、虐待件数が大きく減少するなどの効果は出ていない。
同課は「虐待件数については市町が判断すること。県としては、今後も高齢者が尊厳を保ち安心して暮らせるよう、啓発活動などを進めることで、虐待の防止や早期発見に努めたい」としている。
- 関連記事
-
- 2014年9月 山口県「デイサービスたいよう / 株式会社ラピス」 の指定取り消し
- 2014年1月 山口県 高齢者虐待の動向/2012年度分
スポンサーサイト
コメント
トラックバック
| h o m e |